【映画】グラン・トリノ

 「趣味は?」なんて聞かれると「映画鑑賞」ってよく答えてるけど、「たいして見てもしねぇくせに……」と情けなくなることがしばしばある。TSUTAYAにも半額のときしか行かないし、劇場に行くにもなかなか腰をあげない。今年はまだ6本だ(うち2本は「チェ」残念2部作)。

 そんな俺が珍しく2月くらいから「こりゃ見ないとな」とあたため、信頼置ける巡回ブログのレビューも作品を観るまではクリックすまいと誓った作品が「グラン・トリノ」。

 「趣味=映画鑑賞」がとっても恥ずかしい俺だけど、恥ずかしげもなくひとことで言おう。


 映画好きでよかった!


 21:50からのレイトショーということもあり客はまばらだったけど、近くに座るカップルのポップコーン咀嚼音に閉口し、声にならない唸り声をあげる俺。

 GRRRRRRRRRRRR...

 ほどなくしてファーストショット。俺の唸り声を、そのままクリント・イーストウッド演じるウォルトが引き継ぐあたりから画面に引き込まれ没頭していく。

 GRRRRRRRRRRRR...
 GRRRRRRRRRRRR...


 あっという間の2時間。エンドクレジットが始まる。余韻に浸りつつも終電が気になる俺。もうギリギリってとこで運良く館内照明が点灯。帽子を目深にかぶり、目に涙をにじませながら駅まで走ったよ。

 走りながら考える。ラストシーン、俺ならどうするかと。答えは出なかった。走ってるからというわけじゃないけど。


 エンドクレジットで流れる曲。名曲です。ワンコーラス目を唄うイーストウッドのシブさといったらありません。ブルー・アイド・サッチモ! サントラ出ないかな……。とりあえずはYouTubeで我慢。しばらくのあいだ、俺の子守唄になるな。

http://www.youtube.com/watch?v=HEXF7U5TYV8


 それとね、これほど脚本を原語で読みたいと思った作品はありませんでしたよ。特にウォルトと神父の会話とか。


 ともかくも、映画好きでよかった! ありがとう。クリント・イーストウッド

 アカデミー主演男優賞を是非獲って欲しいなぁ。



 相変わらず、どんな内容かわからない感想文ですね。ごめんなさい。詳しくはコチラをどうぞ。
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公式HP
http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/